人間力を鍛える、福岡JCの「まちづくり、ひとづくり」とは（後）

（一社）福岡青年会議所

　――現在の福岡JCでされている活動にはどのようなものがありますか。

（一社）福岡青年会議所　組織図

　野中　「まちづくり、ひとづくり」が活動テーマです。福岡のチームを応援しようということで、アビスパ福岡の応援にも力を入れています。本拠地であるレベルファイブスタジアムへ実際に足を運ぶのはもちろん、募金などのイベントを通じて認知度向上に務めています。また、アジア太平洋こども会議イン福岡や音楽イベント「中洲JAZZ」に関しては福岡JCが創設したものですので、現在でも継続してお手伝いしています。さらに、心身障害者の機能回復を目指す施設「やすらぎ荘」についても施設が開設された1972年から支援を続けています。

　庄野崎　例会では外部から講師をお招きして講演を行って頂いております。５月度の例会では、ドラマ「めんたいぴりり」の制作にも携わった空気（株）の江口カン会長や「20世紀少年」など数々の映画をプロデュースしてきた（株）シネバザールの甘木モリオ代表取締役、いまやフィリピンの国民的スターとなった大島由加里さまに登壇していただきました。

　――会員間の交流やOBを交えた交流も数多いとお聞きしましたが、どのようなものがあるのでしょうか。

　中野　はい。会員向けのイベントも数多く開催しています。拡大交流委員会では、毎月の例会や委員会だけでなく、福岡JCのOBとの交流も活発です。ゴルフコンペは年4回行っていますし、野球やサッカー、麻雀などを通じた会員・OB間の交流も頻繁に開催しています。このような交流によって会員間の絆は非常に深くなっていきます。

　庄野崎　拡大親睦委員会では、ラグビーを通じた交流を行っています。私の入会の動機は、人脈づくりや自身の成長のためだったのですが、会員やOBとの交流では本当に人間力を鍛えられています。

　野中　毎年60～70名が新規に入会されますが、新規入会者と既存会員、OBとの交流は重要視していますし、イベントは多種多様に年中開催しています。JCでは例会や委員会以外にも様々な事業を行っていますが、JC内での地位が上がれば「やりたい事業」を実現できます。人脈づくりはもちろん、JCでしかできない事業をするために入会するという方も大歓迎です。
今後も「まちづくり、ひとづくり」をテーマにしたイベントを複数企画していますので、今後のJCの活動にも期待していてください。

　――ありがとうございました。

（了）
【永上　隼人】

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■JCとは
日本全国に約４万人の会員を有する団体。国籍・人種・性別・職業・宗教の区別無く、20歳から40歳までの志の高い青年経済人によって構成される。社会への奉仕、指導者訓練を基調とした修練、世界との友情を三原則に、さまざまな活動を行っている。