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積水ハウス(株)と添い遂げた30数年 ─ ひたすらに極める造園の道 (1) | 愛する積水
特別取材
2007年10月24日 17:10

 株式会社 岡本採石造園といえば、この業界では時代を先取りした感覚と、理念に裏打ちされた技術で名を馳せた会社。福岡のみならず九州各地で、街並みづくりと一体化させた庭づくりによって安定した評価を得ている。

 私は、ある席で同社の社長である岡本安幸氏とお会いすることになった。もちろん初対面である。浅黒くガッチリした体格で、おおらかな話し口、そして自分を飾らない態度に非常に好感をもった。
 造園業に関しては門外漢の私は、上記のような人物であることはつゆ知らぬことだった。お会いした印象からしても、腕のある人にありがちな高慢さや人を見下すような態度は全くなかったのでなおさらのことであった。

 岡本採石造園の概要について、社長はもとより関連の方からお話しを聞く機会があった。岡本社長は会社創立時の庭石販売からまもなくして積水ハウス(株)との付き合いが始まり、信用を得るなかで取引関係が深まっていったということである。また大手との関係だけではなく、九州地場企業の元請からの造成工事や公共団体からの造成・植栽・公園整備なども展開し、ホテルから個人造園まで幅広く手がけている。

 また、この夏には岡本採石造園がある敷地内に「ヒーリングセンター・セセセラシ~春風の庭~」をリニューアルオープンさせ、癒しの庭園のモデルを提供してもいる。こうした先進的取り組みはある病院のヒーリングルームにも取り入れられている。ちなみに材料はバリ島の材料を使用し、すべてオーダーメイドであり、バリの職人の手によって造られている。

 さて、本稿は岡本社長の「立身出世」の物語を述べていくことではない(わたし自身が好感をもった社長個人の魅力を余すところなく伝えるのは容易なことではないし、そのことは関係者の方々がよくご存知のことであろう)。また岡本採石造園の業績をひけらかすことでもない。

 岡本社長──採石造園事業の足跡を簡単に振り返ることによって、福岡における中小企業、大手との取引業者の自立化への道が困難であろうともそれに挑戦していく姿を伝えることが、多くの方に勇気を与えると信じるからだ。

 「景気回復」の灯りが見えない中小、零細企業は絶えず倒産の危機の中で、自信を失いがちである。企業の数でいえば9割以上を占め、従業員も8割を占める日本経済を支えているのは中小、零細企業である。福岡も例外ではない。

 地域経済の生存基盤でもある地場産業のエネルギーと独創的な提案がその推進力になっていくに違いない。


株式会社 岡本採石造園
所在地:福岡県糟屋郡宇美町貴船2丁目30番15号
電  話:092-932-8691
F A X :092-932-8693
代表者:代表取締役 岡本安幸
会社設立:1971年5月28日
資本金:1,000万円


(つづく)



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