福岡の都市インフラ整備貢献の使命感に燃え、更なるスキルアップに挑む
◆アジアへのゲートウェイ都市 福岡
福岡の地元の人たちの中には
「どうして福岡がアジアの玄関口になれるか。そらさー地理的には確かに近いという立地条件はあるけどさ」
と否定する立場を取る方々が多い。
これは余りにも可哀そうな世間知らずの方々である。福岡空港と上海浦東国際空港との間には毎日5便が往復している。この便で1日平均1,000人が往来して日帰りビジネスを行っている事実を知らない。またホテルホークラ福岡の宿泊者の20%が外国人であるとことも周知されていない。まさしく都市福岡は実体的に日本での『アジアへのゲートウェイ』の役割を果たしているのである。
この国際都市福岡は21世紀を展望した高集中型の都市再開発が進んでいる。2011年の九州新幹線開通へ向けて博多駅及び周辺の開発には眼を見張る。天神に対抗できる軸になるゾーンが登場できるとなると都市福岡の懐深さは一段と増す。一方では天神界隈の方も高集積機能の街づくりが建設されつつある。平和台通りには丸の内に見られるような高級感溢れるオフィス街の誕生も楽しみにされている。いまや都市福岡は国際都市としての風格を持てるインフラ整備が確実に進展しているのだ。
◆ 生コン供給を通じて社会に貢献する意義
都市造りには不可欠なものが生コンである。この生コン・骨材を供給し続けて43年になるのが梅谷商事(株)(代表取締役社長・梅谷藤雄氏)だ。現在、関連グループ7工場を擁して売上100億を超える地元トップの企業として君臨をしている。
当社をリードしてきたのは梅谷藤雄社長である。
「いやー福岡の変貌には驚くばかりだ。生コン販売を始めた昭和39年時点では福岡周辺にはまだ田んぼが一杯残っていた。まだまだローカル都市が色濃かった。都市が様変わりしたのは昭和50年に新幹線が博多駅まで伸びてきた時だ。博多駅周辺はビルが林立した。次に変貌した時期は昭和62年からバブル時期の平成3年位だ。そして現在進行している都市改造が第三次に当たるのではないか!!この40年間の福岡の躍進には隔世の感を抱くが、この一端を担ってきたことに誇りを感ずる」
と振り返る。
福岡にも30階という高層建築物も増えてきだした。また建築基準法の改正で基本構造の強化が求められてきた。そうなると一段と生コンの性能の品質アップが問われてくる。品質の改善には大学の研究室のタイアップにも挑戦している。工場での技術開発・人材育成にも余念がない。
「ビル構造物の寿命をいかに長く保たせるかの要はどれだけ強度のある生コンを利用するかだ。我が社も時代のニーズに合った製品の向上には注力していく。福岡の都市の発展に下支えできる喜びを噛みしめて社員の皆と切磋琢磨していきたい」
と郷土に貢献する使命こそが経営自立の原点のようである。
※記事へのご意見はこちら