◆ 少しの明るさ白色有機EL
昭和ゴムは、白色有機EL技術を持つベンチャー企業と業務提携している。ブラウン管⇒液晶⇒有機ELにテレビ画面も変化するが、消費電力や鮮明さで液晶より優れている有機ELが大量に商品化されるには、まだまだ時間がかかる。何故なら暗いからである。
その問題を解決すると言われている白色有機ELは、青色ダイオードに匹敵する価値があるとされる。その技術で商品化へ前進しているのが、当ベンチャー企業である。
◆ 関係ない話
責任を取らない官僚たちが作った(強化された)監視委員会は何も機能せず、上場企業をファンドなどがおもちゃにできるのが、現状の日本の金融資本主義でだ(ファンドに対する規制強化も、摘発しなければ効果なし。ファンドも籍を海外にシフトする動きがある)。
アメリカ型の金融資本主義は、サブプライムローンなどによるごまかし経済がまかり通り、表面化すれば、その損の穴埋めに原油市場を食い物する。我々にとっては原油高を引き起こし、迷惑千万なアメリカハゲタカである。
ハゲタカが引き起こしたサブプライムローン問題。残高150兆円の4割は昨年に貸し付けられたと言われ、まだ発覚していない不良債権ローンが山積している。もっと大問題に発展していく可能性が高い。
サブプライムローン問題は、本年春号の「金融ビジネス」に「米国発 クレジットクランチ」として詳しく特集されていた。米国追随型になってしまった日本の金融機関のなかに、当記事を読み、対応したところがどれほどあろうか。
最後に、昭和ゴムの筆頭株主であるプロファイルキャリア代表白木氏は、自社が窮地に陥っていると思われ、昭和ゴムの持株や引受権の方針を早急に明確にすべきである。
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