佐賀空港赤字縮小/東京便などの増便で圧縮
佐賀空港は18年度収入を前年度比18・8ポイント延ばし、2200万円増加させた。
東京便が往復2便から3便に増便、夜間貨物便が旅客機の底部に貨物を積載するいわゆる「ハラ積み」から貨物専用機に転換、また着陸料を免除していた台湾からの国際チャーター便年間約50便について、この4月から徴収を始めたなどによって着陸料全体を増やした。
一方、施設管理などを民間に委託することで管理事務所運営費や消防警備対策費などの支出を抑え、維持管理費全体を前年度比16・2ポイント圧縮し6000万円減額させた。
これら経営努力の結果、18年度の収支は約1億4000万円の収入に対して3億1000万円の支出。単年度赤字額を1億7000万円間で圧縮した。
10年の開港初年度には3億8000万円の赤字を計上、その後3億円代の赤字を5期つづけて出した。以後は小幅ながら赤字を縮小し、18年度は2億円を割る所まで赤字幅を縮小させた結果となった。
なお、開港以来9年間の赤字累積額は25億9000万円となっている。
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