大分県下のトップクラスのゼネコンであった(株)司建設が大分地裁に民事再生法の申請をし、事実上破綻したのが2007年3月26日。それから8ヶ月後の11月26日に再生計画案が発表された。
それによると、5,000万円が再生債権の弁済に充てられる計画である。弁済方針としては、この5,000万円のうち、豊和銀行に2,000万円を弁済し、残りの3,000万円が一般債権の弁済に充てられる。
一般債権に関しては(1)債権額5万円以下の小口債権に関しては全額弁済され、(2)これ以外のすべての債権者には一律5万円を弁済し、さらに3,000万円から小口債権総額及び小口債権者以外の債権者数を乗じた金額を控除し、この残額を債権総額で除した按分率(0.022737)による金額を付加して弁済する。
(2)に関してはやや分かりにくいので例を記載すると、債権額が20万円の場合、一律5万円プラス3,411円の53,411円が弁済される計画である。
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