(株)伍代産業
財務基盤の強化が課題
サンアイ(株)
問い合わせ増加
■マンション分譲(北九州)/百万両住宅建設(株)
販売不振 決済不調 負債総額約3億円
代 表:平田 博通
所在地:北九州市小倉北区魚町2-3-20
設 立:1970年7月
資本金:3,000万円
年 商:(06/6)約2億6,300万円
同社は2度目の決済不調に陥り、11月5日行き詰まりが表面化した。
負債総額は約3億円が見込まれる。
■ガソリンスタンド(熊本)/三共石油(株)
事業停止 負債総額 約1億円
代 表:鍋田 博
所在地:熊本県上益城郡御船町滝川48
設 立:1963年5月
資本金:1,000万円
年 商:(06/3)約2億8,700万円
同社は10月31日の決済が不調に陥り、11月5日に事業を停止。
負債総額は約1億円が見込まれる。
■土木・建築工事(大分)/吉田工業(株)
受注不振 破産手続申請 負債総額 約7,000万円
代 表:吉田 俊彦
所在地:大分県佐伯市中江町1-39
設 立:1981年2月
資本金:1,000万円
年 商:(06/6) 6,323万円
同社は11月12日に大分地裁佐伯支部に破産手続申請をした。
申請代理人は松田健太郎弁護士(古庄総合法律事務所、大分市中島西3-2-26、電話:097-532-0744)。
負債総額は約7,000万円が見込まれる。
■マンション販売(福岡)/(株)ジェイジーエム
破産手続開始決定 負債総額 約67億4,500万円
代 表:髙橋 利彰
所在地:福岡市中央区薬院3-16-26
設 立:1997年6月
資本金:3,000万円
2007年9月10日の弊誌「モルグ」で既報の同社は11月26日、福岡地裁に破産手続を申請し、同日受理された。
申請代理人は伊藤巧示弁護士(伊藤・安藤法律事務所、福岡市中央区赤坂1-10-7、電話:092-738-7661)。
負債総額は約67億4,500万円が見込まれる。
■織物製造(福岡)/遠藤織物(有)
採算割れ 破産手続申請準備中 負債総額 約2,700万円
代 表:遠藤 文次
所在地:福岡市博多区下呉服町7-14
設 立:1961年4月
資本金:600万円
年 商:(06/3)約5,000万円
同社は11月14日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、破産手続申請の準備に入った。
申請代理人は長門博之弁護士(長門博之法律事務所、福岡市中央区大名2-4-22、電話:092-711-0234)。
負債総額は約2,700万円が見込まれる。
■特別企画「福原学園創立60周年記念」
建学の理念に立ち返る 福原学園の目指す未来像
今年、創立60周年を迎えた学校法人福原学園。その記念すべき年に、福原弘之氏が理事長に就任した。福原理事長を委員長とする「福原学園創立六十周年記念事業委員会」を設置し、「建学の理念に立ち返る」を合言葉にさらなる学園の発展を目指す。その福原氏に、これまでの学園の歩みと現状、そして今後の展望について話を聞いた。
○60年間を振り返って
○学園の今を見つめ直す
○新しい歴史を切り開く学園のこれから
■福原学園発展の歩み
改革そして飛躍「自律処行」の継承に邁進
学校法人福原学園は、第二次世界大戦の最中、創設者である福原軍造氏が、交通・環境・地盤・将来性などの観点から折尾という土地に白羽の矢を立て、自ら山地を開拓し学園創設の基礎を築いたことに端を発する。ここでは学園の歴史を紐解きながら、「自律処行」という言葉のルーツと教育に対する想いを記述していきたい。
○学園創立から現在まで
○「自律処行」の精神を学是に
○創立60周年を迎えて
■企業クローズアップ
鉄筋工事業の将来を見据えて 業界の活性化に心血を注ぐ
(株)マルショー鉄筋工業 代表取締役社長 古澤 英樹 氏
社団法人全国鉄筋工事業協会青年部代表幹事を務める(株)マルショー鉄筋工業。同社は1963年4月に鉄筋工事業を目的に古澤庄市氏が創業し、71年5月には(有)丸正鉄筋工事業として法人化された。
86年6月に現商号である(株)マルショー鉄筋工業に商号変更している。2004年4月に創業者である庄市氏が会長職へ就き、古澤英樹社長が2代目社長へと就任している。
今後の鉄筋業界を担う若手経営者の先頭に立って先導している古澤社長に、鉄筋業界および専門工事業業者の若手経営者として現状と今後の展望を聞いた。
○福岡県鉄筋事業協同組合青年部の結束力
○鉄筋業界の現況について
○鉄筋業界はどのように変化していくのか
■筑前五十二萬石黒田家中菓子騒動
五十二萬石本舗前身の虚構と何の関わりもない出来町の話
博多商人史捏造とブランド詐称疑惑の検証 ~その一~
今回は、『筑紫菓匠五十二萬石如水庵創業四二〇年の奇跡』なる珍妙な書籍の具体的な検証へと入る。同書5ページには“初代庄右衛門がつくった松風に因んで、曾祖父の千太郎もつくっていた”(森恍二郎氏)とあり、五十二萬石本舗・創業の祖とされる「松永榮松堂」なる菓子屋を興した庄右衛門の存在と秀吉に「松風」なる菓子を献上したことが事実として触れられている。ところが、いよいよ同本舗前身・松永榮松堂の歴史についての論証に入るはずの第二章では、秀吉とも菓子とも関わりのない作出町・現博多駅前1丁目(通称・出来町)の著述に始終している。そして江戸期に作出町と呼ばれた場所に、現在、五十二萬石本舗本店があることが、その創業の古さを物語るものだ、という理屈にならない理由で結ばれている。
○関わりがない史跡と人物の羅列
○関わりを説明しない結論
○理窟にならない理由
■倒産を追う
売上伸ばすも利益は出ず 急拡大の末の回収遅延
安全・安心・新鮮をうたい「三島のたまご」ブランドで、福岡県内を中心に鶏卵販売を行なっていた三島産業(株)が、11月15日に事業を停止。破産申立の準備に入った。負債総額は約11億円にのぼる。
飼料などの原材料の高騰、また生産過多による過当競争が叫ばれる業界にあって、いち早くブランド化した同社。「三島のたまご」として消費者に支持され、インターネット通販などにも積極的に取り組み、売上は直近07年1月期で約31億円を計上していた。
経営的にも問題無いと見られていたが、10月末に出荷停止や支払遅延の風評が出るなど、にわかにその動向が注目されていた。11月には鶏卵部門を営業譲渡することが判明。その後、事業の存続が困難となり、自己破産申請をし、事実上の倒産となった。
○飼料配合業者として創業
○内情は火の車か
○鶏卵部門を営業譲渡へ
■ズームアップ
福津市長のあきれた収支報告 事前運動の指摘受け修正
問われる首長としての説明責任(1)
9月11日(火)の新聞朝刊で、福岡県議会委員(南区)が、4月に執行された統一地方選挙告示日前の後援会活動の支出を選挙運動費用収支報告書に記載していたため、指摘を受けて修正していたことが報じられた。
「政治とカネ」を巡る問題は深刻化。とくに、政治家の収支報告の信頼性が問われているなか、現・福津市長の池浦順文氏の市長選挙時の収支報告に疑惑が浮上した。
まずは、事の経緯から見てみよう。
○首長選挙にも疑惑広がる
○解せない説明は続く
○首長の良識、選管の甘さ
■流通大競争時代
大量退職で揺れるサニー 事実上ウォルマートに統合
サニーが揺れている。10月実施した早期退職に、店長20数人を含む全社員の1割強となる約80人が応募し退職。店長の約3分の1が入れ替わるという異例な事態となっている。
同時に導入した米国ウォルマートの情報システムも習熟不足から稼働に手間取り、大幅に売上を落とした西友本社と同様の事態が起きている。混乱が長引くようだと、同業他社の草刈場になる恐れがある。
○ガラガラの売場
○仕入機能、本社に統合
○売上大幅に落ち込む
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