福岡~新潟線の存続
全日空は本年度3月で廃止と決めていた福岡~新潟線を来年度の20年9月末日まで、ひとまず運行を続行することに方針を転換した。
福岡~新潟線は昭和56年に開設。その後、一時休止していたが92年に再開し、現在は1日2往復が運航されている。
昨年度、同線は約13万3000人の利用があったが、搭乗率としては採算ラインの65%を下回る55.3%と低迷している。
全日空は、そのような厳しい路線の状況のなかで、燃料費高騰に伴う不採算路線の見直し策として同線の廃止届を、この9月に国土交通省へ提出していた。
これに対し、新潟県が音頭をとり廃止の方針を転換させ同線存続に向け共同行動を取るための「新潟・福岡交流促進協議会」が立ち上げられた。
同協議会で国及び全日空に対して存続を強く要望すると同時に、今後利用者拡大に地元が助力することを条件に、今回はひとまず来年度9月末日までの路線存続が決まった。
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