キャノン系子会社が日田市に立地表明。雇用拡大と経済の活性化へ
カメラメーカーのキャノンの内田恒二社長は30日、大分県庁を訪問し、かねてから地元で噂となっていた大分県日田市への系列企業の立地を表明した。
面談に応じた廣瀬県知事と佐藤・日田市長は、「とてもありがたい」として、立地を喜んだ。日田市は、ここ10年間でサッポロビール新九州工場(1999年操業)、三和酒類日田蒸留所(2002年操業)などの誘致に成功しており、これらに次ぐ大型企業の誘致に成功したことになる。
従業員が約1,000人雇用されるという話もあり、市の特産品である杉を使った家具メーカーの破綻などで地域の産業が低迷し、有効求人倍率も0・86(今年9月時点)と大分県内でも特に悪かっただけに朗報だ。
立地予定は、日田市・三ノ宮用地三ノ宮用地。大分自動車道にも近いという事で物流にも支障はない。造成費用は推定40億~45億円と見られ、地元の建設・土木業界にとっても明るい話題となった。
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