市職員のモラル低下に市長はどうする!?
吉田宏福岡市長就任から1年。節目を迎えて、吉田市政の検証を続けているが(市政メルマガニュース「検証 吉田市政の1年」参照)、明日5日の配信で、夫人同伴での吉田市長の一部経済人との飲食について問題提起する。(ネットI・Bは6日配信)
防衛省・守屋前次官逮捕、政治家への疑惑が噴き出す中、民間との付き合いに最も気をつけるべきは自治体の首長であろう。
市職員は所管事項についてのみ利害関係が問われるが、市長は福岡市の全てのことに権限を有する。
経済人と話があるのなら、正式に場所を作ればよかろう。どんなに親密な関係であろうと、私的な飲食は、それだけで疑惑を生じさせるということを市長は知るべきである。
同時に、取材に対する姿勢についても考えていただきたい。今回のような都合の悪い質問や取材には全て「拒否」。直撃すれば、見向きもせずに吐きすてるような受け答え。(動画ニュース配信中)
これが新聞記者出身の市長の姿かと情けなくなる。開かれた市政は口だけのことだったのか・・・。
3日、読売新聞夕刊で福岡市職員の意識調査結果が報じられていた。「『違反許す雰囲気』20%」とされ、その結果に、市人事部が「ショックを受けた」とされている。
市長が経済人と私的飲食を繰り返しているとなれば、市職員のモラルは益々低下するのではないか。
職員のモラル低下に特効薬はない。しかし市政トップの姿勢次第で、良くも、悪くもなるのは事実であろう。
吉田市長の対応に注目したい。
吉田市長のインタビューの様子はこちら
https://www.data-max.co.jp/ch/shisei071204/movie/shisei071204.asx
※記事へのご意見はこちら