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監査委員の適格性を問う
福岡市政ニュース
2007年12月14日 09:27

市役所→市外郭団体理事長→監査委員 恵まれた役人人生にいくら払われているか


 政務調査費に関する住民監査請求を「門前払い」した市監査委員。その一人である竹本忠弘監査委員の適格性に疑問を呈したのだが、竹本氏の役人人生を見ると、まさに順風満帆と言えるだろう。逆にそれは、市民感覚では理解できない、税金によって保障された人生ともいえるのである。

 竹本氏が福岡市農林水産局長を退職した時点で、支払われた退職金は3,000万円を超えていたと思われる。個人情報ということで個別の支払い金額は開示されないが、市人事課によれば、局長級の退職金平均額は3,400万円との答えをいただいた。在職期間によっても金額が変わるとのことだが、竹本氏の場合もその前後とみられる。

 局長退職の翌日からは福岡市が100%出資する財団法人「森と緑のまちづくり協会」理事長として、月額75万円の給与をもらうことになる。
 再就職先としては申し分の無い給与額だろう。もちろん民間企業ではこうした天下りはありえないし、第二の人生でこれほどの厚遇を受ける機会は皆無と言っても過言ではあるまい。2年間で1,800万円の収入である。

 竹本氏の場合、平成17年3月で「森と緑のまちづくり協会」を退職するが、同年7月からは福岡市監査委員として60万円以上の報酬を受け取ることになる。
 第三の人生が用意されたばかりか、高額な報酬は相変わらずである。これほどまでに役人は恵まれているのである。

 このような経歴を持つ方が、福岡市を困らせるような監査をするだろうか?市民の多くが抱く疑問であろう。
 つまり、身内が馴れ合いのなかで「門前払い」と言う結果を導き出し、監査請求にまともに答えなかったということではないのか・・・。

 市民オンブズマン福岡は、早い時期に訴訟に持ち込む方針とされるが、その前に「やっぱりきちんと監査すべきだった」と非難されるような事実が出るかもしれない。
 市民の視点を欠いた福岡市の監査委員会に存在意義があるのか、これからそのことが問われることになろう。

 最後に提言しておきたい。監査委員を福岡市OBの単なる再就職先にしてはならない。行政のことを熟知しているからといってOBを起用するのではなく、市民感覚で厳しい見方のできる行政の専門家にこそ、監査委員をお願いするべきである。


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