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乱戦気配の韓国大統領選 「坂本龍馬」不在の権力闘争(1)|コリアントレンド
特別取材
2007年12月 3日 15:23

大統領制度は機能不全に陥ったのか

 韓国には「坂本龍馬」はいないのか?韓国の熾烈な政治闘争を見てきた者として、こんな感慨を持つのは、何度目のことだろう。他でもない。野党・ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)元総裁が大統領選約40日前の11月7日になって脱党し、出馬を表明したからだ。
 これで韓国の保守勢力は「分裂」の様相を見せ始め、大統領選は乱戦模様となった。ハンナラ党公認候補の李明博(イ・ミョンバク)元ソウル市長の優位は動かないものの、李陣営のスキャンダルや与党陣営の再結集気配もあいまって、韓国大統領選は今回も予断を許さない気配だ。

3度目の出馬表明

 李会昌氏の大統領選出馬は、これで3度目である。前々回は金大中(キム・デジュン)氏に負け、前回は盧武鉉(ノ・ムヒョン)現大統領に敗退した。2度目の敗退の時は、「政界からの引退」を表明していた。

 李明博氏の国家観や北朝鮮政策が曖昧なのが立候補表明に至った「根本理由」だと述べたが、これには「身勝手な出馬宣言」(朝鮮日報社説)という批判が出るのも当然だ。李氏が対抗馬の鄭東泳(チョン・ドンヨン)大統合民主新党候補に3倍近い支持率の差をつけていた現状では、「保守派の驕り」と見られても仕方がない。それほど馬鹿げた政治現象なのである。

 問題は、状況が煮詰まってくるに連れ、政治的対立が激化する韓国の伝統的な政治風土が、今になっても一新されていないことだ。「大韓帝国が滅びた理由が分かった」とすら言いたくなる。

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