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特別取材

天神ロフト開業半月 知名度高く予想上回る出足
特別取材
2007年12月13日 09:26

◆20~30代女性をターゲットに
天神ロフト
 生活雑貨専門店の(株)ロフト(本社:東京都新宿区、安森健社長)が11月15日、渡辺通りに「天神ロフト」をオープンして半月余り。予想を上回る順調な滑り出しを見せ、国体通り以南の通行量が増えるなど、人の流れを変えている。

 天神ロフトは旧ジークス天神ビル(地上9階、地下1階)の1~7階に開設され、売場面積は約5,500m2。ロフトは北海道から広島、四国まで全国36店(直営31店、フランチャイズ店5店)を展開しているが、九州では初めて。旧岩田屋本店跡をはじめ、九州進出の話はたびたびあったが、「曲折があって」(同社)見送りになっていた。今回、ビルの所有権が三菱地所に移り、同社の積極的な誘致もあって進出を決断したと見られる。
 フロア構成は▲1階・時計、アクセサリー、旅行用品▲2階・化粧品、スキンケア用品など健康雑貨▲3階・家庭用品▲4階・インテリア▲5階・バラエティ雑貨、ロフトキッズ▲6階、7階・文具。同社では新分野である子供向け雑貨を含め、全体で約7万種類の商品を揃える。

 出足は好調。開業3日間で入店客数が10万人を突破、天神南端で立地的に不利との事前の予想を覆した。ロフトの知名度と商品が九州で浸透していることが最大の要因。九州初登場という話題性も寄与した。主力客層に据える20~30代の独身女性に加え、10代後半の低年齢層や20代の娘と連れ立った母親の姿も目立った。
 渡辺通りにはファッションビル「ビビ福岡」が3年前オープンしたが、客足が伸びずフロアの大半をオフィスに転換した。ロフトの入るビルも、当初は若者狙いのオーディオ・電器専門店として開業したが、売上不振からテナントビルに転換、その後も有力専門店が相次ぎ撤退し、最後は雑居ビル同然になっていた。

 ロフトはこれを皮切りに九州の県庁所在地に進出していく計画。2号店は大分市になる見込み。とはいえ、2011年春にはJR新博多駅ビルに競争相手の東急ハンズが大型店を開設する。開業人気が去った後も、南へ向かう人の流れがこのまま定着するとは考えにくい。

(工藤 勝広)

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