アイランドシティの市1工区、いわゆる「みなとづくりエリア」の土地4.4ヘクタールを、東証2部上場で倉庫業を主業務とするイヌイ建物(本社:東京)が購入する。大型総合物流施設を建設する方針であるとのこと。
福岡市は、同地区を公募の形で企業を誘致していた。接触した複数の企業の中で、イヌイ建物が全国に複数の物流施設を設けることを計画しており、「アイランドシティはどうか」との提案を行なったところ、今回の決定に至ったとのこと。
施設は6階建てで述べ床面積は15万平方メートルを計画。2010年の春稼動の予定で、全国の港湾物流施設では最大級のものとなる。
また、1000人ほどを地元福岡で雇用することを計画している。
福岡市の担当者は、「倉庫業ということで、ユーザーにとって、(料金も含め)やさしい業務を行なってくれれば」と話す。
「呪われた人工島」と言われるアイランドシティが、ここにきて全国で最大規模の港湾物流施設建設という大型の企業立地を射止めた。他のエリアに先駆け、まずは物流が本格的に始動を始めることとなりそうだ。
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