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I・Bダイジェスト

2007年12月24日[月]No.1296
I・Bダイジェスト
2007年12月27日 14:09




SIC
井上紙工印刷(株)
設備投資と原油価格高騰の影響は

(株)村さ来本社
不当表示発覚

モルグ・カンパニー
■木材加工、プレカット木材販売(福岡)/(株)西日本プレカット
【続報】債権者判明 負債総額 2億5,068万円

代  表:柴山 隆治
所在地:福岡県糟屋郡新宮町原上1635-1
設  立:1993年7月
資本金:4,000万円
年  商:(06/3)1億4,548万円

 弊誌(I・B)2007年12月3日号「モルグ」で既報の同社の債権者が判明した。

■食肉卸売業ほか(北九州)/(有)頼実
【続報】民事再生法適用申請 負債総額4億5,515万円

代  表:頼實 正敏
所在地:北九州市小倉北区田町6-36
設  立:1979年4月
資本金:2,000万円
年  商:(06/8)約9億3,000万円

 弊誌(I・B)2007年12月13日号「モルグ」で既報の同社は、13日に福岡地裁小倉支部へ民事再生の適用を申請し、同日保全命令を受けた。また、同時に債権者が判明した。

 申請代理人は、住田定夫弁護士(住田法律事務所、北九州市小倉北区田町14-28、電話:093-583-5163)。監督委員は松本光二弁護士(松本光二弁護士事務所、北九州市小倉北区金田1-2-15、電話:093-592-7717)。

 債権者65名に対して、負債総額は約4億5,515万円。

■大和不動カントリー倶楽部経営(佐賀)/(株)コハラ
販売不振 民事再生法適用申請 負債総額 約110億円

代  表:小原 龍治
所在地:佐賀市大和町大字川上5576
(登記上)佐賀市大和町梅野120-2
設  立:1989年2月
資本金:5,000万円
年  商:(07/3)約4億2,000万円

 同社は、12月17日に福岡地裁に民事再生法の適応を申請し、同日保全命令を受けた。

 申請代理人は冨來真一郎弁護士(弁護士法人淀屋橋・山下合同、東京都千代田区丸の内2-3-2、電話:03-6267-1241)ほか1名。監督委員に新宮浩平弁護士(鴻和法律事務所、福岡市中央区赤坂1-15-33、電話:092-726-2866)が選任されている。

 負債総額は、債権者約900名に対して約110億円が見込まれる。

■漬物製造(鹿児島)/鹿児島漬物(株)
販売不振 破産手続申請 負債総額 約4億円

代  表:末吉 純孝
所在地:鹿児島県霧島市隼人町住吉555
設  立:1949年9月
資本金:1,500万円
年  商:(07/4) 約3億8,000万円

 同社は12月14日、鹿児島地裁加治木支部に破産手続申請をした。

 申請代理人は染川周郎弁護士(染川法律事務所、鹿児島市下荒田2-25-15、電話:099-256-9922)。負債総額は約4億円が見込まれる。

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トピックス
■ライバル比較論 「穴吹工務店vs穴吹興産」
同じような体質に変化 勝負のカギは経営管理体制

 2006年度の全国マンション供給ランキングで第3位の大手となっている(株)穴吹工務店。その創業者である穴吹夏次氏には、二人の息子がいた。それが兄・英隆氏と弟・忠嗣氏である。1994英隆氏が穴吹工務店の社長となり、2000年に父・夏次氏が亡くなったことで、もともと独立志向が強かった忠嗣氏は、英隆氏と袂を分かって穴吹興産グループとして完全に独立した。穴吹工務店は急激な営業エリア拡大と異業種企業買収を行ない、一方で穴吹興産は不動産事業を核として、東峰住宅を買収して九州に進出するなど、こちらも拡大路線を採っている。実の兄弟でもありライバルでもある両社(両者)を比較検討していきたい。

○両社の生い立ち
○穴吹工務店の特徴
○穴吹工務店の課題
○穴吹興産の特徴
○穴吹興産の課題
○同じような体質に変化している両社

■トピックス
福岡で文化をつくった男 情報誌の原点で再起へ
世直しコミュニティ・ペーパー 「ダディ」

 巷には数えきれないほどのフリーペーパー、タウン情報誌が溢れている。しかし、中身に目を転じれば、広告主(クライアント)主体の記事広告ばかり。文化発信の一翼を担うのが本来の使命であるはずなのだが、本当の意味で「文化」を発信している媒体は少ない。北九州に福岡で初めてタウン誌という文化を作り上げた人がいる。残念ながら3年前に会社が倒産したが、情報誌の原点で再起を図っている。

○広告主に左右されない姿勢
○文化の開拓者がどん底に だが、神様は見捨てない
○真実を伝える「ダディ」

■東京レポート
インテリジェンスを軽視するな 故・瀬島龍三氏の情報力

 店頭には、インテリジェンスに関するおびただしい数の本が並んでいる。しかし、日本は今も昔も、インテリジェンスを軽視する傾向が強い。官庁でも企業でも、情報を扱っている部門の地位は低い。

インフォメーションもインテリジェンスも、日本語では「情報」と訳されているが、そもそも別物だ。インフォメーションは、新聞記事などのパブリックな情報。インテリジェンスは、公式・非公式なデータを分析して、意思決定に役立つ情報を指す。分析・評価がインテリジェンスの腕のみせどころである。

2007年9月、新聞に瀬島龍三氏の訃報記事が載った。享年95歳。筆者は、氏の講演を何回か拝聴する機会があったが、瀬島氏はインテリジェンスの第一人者だという思いを深くした。そこで、瀬島氏とインテリジェンスについて述べてみよう。

○瀬島神話
○逆転勝利
○インテリジェンス力

■IB流2007年総括シリーズ…3
流通業界、新旧交代鮮明に 相次いだ企業・店舗買収

 九州流通業界では、今年も勝ち組企業によるM&A(合併・買収)や店舗買収が相次いだ。独自の店舗戦略や低価格を武器に快進撃する新興業態・新興企業と、既存勢力の企業間格差が拡大し、新旧交代が鮮明になった1年でもあった。

11月からは、まちづくり3法が全面施行され、流通業界の主戦場は近隣型商業施設に移行すると言われる。今後、業態を超えた企業間競争がますます激化することだけは間違いない。

○衰えないM&A
○新旧勢力の交代鮮明に
○まちづくり3法施行

■IB Editorial Column
偽装に明け暮れた1年 過剰反応は新問題を生む

 昨年、世の中は「耐震偽装」に揺れた。そして今年、「偽装」という問題は業界を越え、「食品」に飛び火。今年1月の不二家に始まる食品偽装は、師走までひっきりなしに続いた。

こうした状況下、過剰反応を示す報道機関、「良いものを安く」という欲求を止めようとしない消費者。ある日、突然、食品偽装に関する報道が止んでしまったら、消費者は何を考えるだろうか。

「これで安心して食べることができる」と、再び矛盾する欲求を続けるのか。「食品偽装」をブームで終わらせてはいけない。

○有名企業の偽装相次ぐ
○消費者も責任分担を
○偽装にかすむ百貨店動向 自身も問題の被害者に

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