(株)プレナス
浮き彫りとなった複雑な利害関係
■鶏卵、飼料販売、鮮魚卸(福岡)/三島産業(株)
【続報】債権者判明 負債総額 約16億7,000万円
代 表 :三島 武
所在地:福岡市西区千里292-3
設 立 :1957年1月
資本金:1,500万円
年 商 :(07/1)約 31億5,000万円
弊誌(I・B)2007年11月29日号「モルグ」で既報の同社は、12月4日に福岡地裁へ破産手続を申請、同月14日に破産手続開始の決定を受けた。
破産管財人は大神昌憲弁護士(川副・大神法律事務所、福岡市中央区大名2-4-30、電話:092-741-1236)。
負債総額は約16億7,000万円。
■健康食品卸売(福岡)/(有)ハートフルジャパン
販売不振 破産手続申請準備中 負債総額 約7,000万円
代 表 :佐藤 正和
所在地:福岡市中央区警固2-16-6
登記上:福岡市中央区桜坂2-5-50
設 立 :2004年1月
資本金:300万円
年 商 :(07/3) 約2億9,000万円
同社は12月5日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、破産手続申請の準備に入った。
担当は李博盛弁護士(李法律事務所、福岡市中央区赤坂1-3-12、電話:092-741-0410)。
負債総額は約7,000万円が見込まれる。
■金属加工(北九州)/(株)三功工業
受注不振【続報】 破産手続開始決定 負債総額 約2億3,000万円
代 表 :三松 頼母
所在地:北九州市門司区新門司3-48
設 立 :1980年10月
資本金:1,000万円
年 商 :(06/6) 2億7,319万円
弊誌(I・B)2007年10月1日号「モルグ」で既報の同社は、12月5日に破産手続開始の決定を受けた。
破産管財人は時枝和正弁護士(ひびき法律事務所、北九州市小倉北区田町14-28、電話:093-581-2022)。
負債総額は約2億3,000万円が見込まれる。
■食肉卸売(福岡)/(有)大橋勉強屋
売上不振 破産手続開始決定 負債総額 約8,900万円
代 表 :中妻 博夫
所在地:筑紫郡那珂川町今光6-39
設 立 :1976年10月
資本金:1,600万円
年 商 :(06/9) 約9,800万円
弊誌(I・B)2000年3月16日号「ワンポイント」で既報の同社は、今年12月7日に福岡地裁より破産手続開始の決定を受けていたことが判明した。
破産管財人は太田和夫弁護士(鴻和法律事務所、福岡市中央区赤坂1-15-33、電話092-726-2866)。
負債総額は約8,900万円が見込まれる。
■スペシャルプログラム
10大ニュースで見る福岡 各方面で激震が相続く
2007年も残すところ、あと5日。今年を思い返してみるに、福岡では、さまざまな方面で激震が相次いだ。偽装、再編、法改正、成功、そして失敗。良いニュースばかりで彩られた1年なんぞ、おそらく無いが、目立つのは、やはり悪い知らせ。とくに昨年からつづく「偽装」をキーワードとする問題は、来年思わぬところへ飛び火するかもしれない。来年を占う上で、今年の総括は無駄ではないはずだ。
○船場吉兆の偽装問題 経営者の質が問われる
○三越・伊勢丹統合 どうする「ねじれ現象」
○ふくおかFG誕生 日本一の地場銀行
○ベスト電器は死に体 かつての王が採る道は
○天神ロフトオープン 中心南下に拍車かかるか
○福岡都心部の地価上昇 進むファンド侵攻
○パラマウント頓挫 大計実を結ばず
○自動車メーカーの立地進む 地場調達率の向上へ
○改正建築基準法 改悪は過言ではない
○民主党が躍進 新しい風を望むのだが
■インタビュー
過程を重んじ、喜べる結果を 「平成武師道」にかける想い
元K-1選手・佐竹雅昭-。格闘技ファンならずとも、この名を知っている人は多いだろう。佐竹氏はK-1の立ち上げメンバーであり、国内におけるK-1人気をけん引してきた人である。しかし今は、K-1の世界を離れて京都に道場を作り、新たな人生を歩んでいる。そのきっかけとは何だったのか、そして今の格闘技についてどう感じているのか。心機一転、経営の道を歩み出した佐竹氏に、話を聞いた。
○「平成武師道」の確立と目的
○商売を「笑売」に
○今の日本社会に伝えたいこと
■流通大競争時代
井筒屋、小倉伊勢丹を買収 商圏防衛へ苦渋の決断
伊勢丹は小倉伊勢丹の保有株を来年3月井筒屋に売却し、2004年2月の開業以来、わずか4年1カ月で小倉伊勢丹から撤退する。三越との経営統合を前に、再建見通しの立たない債務超過会社の整理を急ぐ必要があると判断した。井筒屋は、JR小倉駅前に再び空き店舗にできることは地域経済にとって好ましくないとして、引き受けることになった。とはいえ、井筒屋自体の財務体質も弱体で、大きなリスクを抱え込むことになる。
○三越との経営統合が引き金
○ニーズを見誤る
○再建へ難題山積
■コリアントレンド
10年ぶりの保守政権誕生 李大統領に託す経済回生の夢
韓国大統領選挙・野党圧勝
12月19日に投開票が行われた韓国大統領選挙は、野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)候補(66)が48.7%の得票を集め、圧勝した。韓国は金大中、盧武鉉と2代続いた左派政権から保守政権に回帰する。対北朝鮮政策では「硬軟両用」、対日政策では「実利外交」が予想される。李明博氏は戦前の大阪生まれ。朝鮮戦争で兄弟を失い、貧困の中で勉学に励み、まもなく韓国の「国家経営者」になる。現代史そのもののような男が、沈滞した分断国家の「中興の祖」になれるか。私たちは、注意深く見守りたい。
○対米、対日関係を再構築
○勝因は「盧武鉉の悪政」
○「李明博圧勝」を予測した男
■IB流2007年総括シリーズ・・・4
マンション販売戸数は減少続く 戸建市場はパワービルダーへ
今年の住宅市場は、不況の一途を辿った。その2大要因が、国内における6月20日施行の改正建築基準法と、国外におけるサブプライムローン問題であることは疑いない。ここでは、1年間の住宅市場を取り巻く情勢を、とくに首都圏のマンション市場動向や戸建住宅市場の動向を振り返り、来るべき高齢者社会に向けて、真の意味での高齢者・要介護者向けの中古住宅流通について見通しを立ててみたい。
○マンション販売戸数は減少の一途を辿る
○戸建住宅市場は「パワービルダー」へ
○「200年住宅」プランは市場にとって是か非か
■IB Editorial Column
進展する福岡東部開発 大魚を逃した積水
西通りに面した不動産が、坪2,500万円とか3,000万円といったことで話題に上る天神周辺の不動産事情。一方で、新宮町のNTT団地跡地やJR新駅開発予定地周辺など新宮町を中心とした東部地区で、ホットな戦いの幕が開けた。来年以降は、さらに注目を集める東部地区。その中心にあるのが新宮町だが、大手デベロッパーの積水ハウスは臍を噛んでいるだろう。大きな魚を逃したからだ。
○大規模不動産開発事業への傾斜の理由
○新宮よりアイランドシティを選んだ積水
○臍を噛む積水ハウス?
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