税金の無駄遣いも、ここまでやれば極めつけと言わざるを得まい。本社取材班は、政務調査費や選挙費用の疑惑など、数々の税金の無駄遣いについて追求してきたが、これほど時代状況を無視した放蕩三昧は珍しい。今回の舞台は、市長の選挙運動費用や政治資金収支報告について数々の疑惑を報じてきた「福津市」である。
情報公開請求によって出てきた書類は、信じられない「税金の無駄遣い」の証拠だった。
本社取材班は昨年12月、福津市に対し、数項目の情報公開請求を行った。そのひとつが「区長を伴う研修に関する文書」である。
開示された書類により、福津市が、「研修」という名目で、全額税金負担による区長の温泉旅行を繰り返していたことが判明した。旅行は平成17年の福間町と津屋崎町の合併前から、旧福間町によって始められ、合併後は福津市として旧津屋崎町の区長も加え続けられていた。
税金の使い道に厳しい目が向けられている今日、旅行費用を全額税金で支出し、研修とは程遠い内容の「旅行」を行っていたことに、改めて批判が出ている。
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