NHK大河ドラマ「篤姫」が始まり、九州新幹線開通も控え、活況を呈している鹿児島。その鹿児島の有名高級旅館「白水館」(代表:下竹原和尚、2004年に日韓首脳会談が行なわれた場所でもある)の広大な敷地の一角に、「薩摩伝承館」が2月11日にオープン予定。建築面積2,165平方メートル、総工費は約22億円。建物は竹中工務店、内装は大丸装工、什器は丹青社が手掛けているとのこと。
本瓦葺の純和風空間で、薩摩の歴史に触れる貴重な展示と、薩摩焼や「白水館」の至宝である中国陶器の名品を観覧できる。「薩摩伝承館」には「篤姫館」ができる予定だったが、「民間施設より公共施設で」という理由で昨年8月に白紙となっている(なお、「いぶすき篤姫館」は少し前の1月12日、指宿市東方のふれあいプラザ「なのはな館」にオープンしている)。
その「薩摩伝承館」の一画に、豪華絢爛な場所がある。そこには約20平方メートルの壁一面に金箔(一号色・5等級のうち2番目に純度が高いもの)が7000枚も使われているらしい。ここだけでも700万円(内訳は金箔150万円、工事費550万円くらい)かかっているという話だ。
1月22日(火)にお披露目会を控えている。そこで全貌は明らかになるだろう。
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