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特別取材

自由化と多角化の進展(2) | 九電の光と影
特別取材
2008年1月16日 17:25

 電力小売自由化の導入により、電力会社は従来の電気事業だけではなく、エネルギー分野または非エネルギー分野において事業の多角化を進めてきた。2000年前後から、多くのグループ企業を設立し、新規事業開拓に乗り出してきた。
 電力会社は、営業利益の増加を目的にするとともに、業務効率化を進める中で抑制される雇用を吸収することも目的とし、事業の多角化を進めている。進出分野としては、大きく以下のようにまとめることができる。

エネルギー・環境分野

熱供給事業、オンサイト発電、蓄熱、エネルギー診断、新エネルギーなど、エネルギー・環境分野においては幅広く進出を進めている。特に、電力会社は既存顧客の電力需要に関する情報をもつため、オンサイト発電やエネルギー診断などでは強みを持つと考えられる。

情報通信分野

 情報通信分野は、電力小売自由化のタイミングよりも早くから手掛けており、近年は、さらに拡大に向けた動きを見せている。例えば、QTネットで知られる固定電話事業の九州通信ネットワーク㈱やコンピュータソフトウェアの開発,販売,リース及び賃貸を行う九電ビジネスソリューションズ(株)、インターネット接続サービス,システムコンサルタント、ホームページ企画・作成の(株)コアラなどはこの分野の代表企業だ。


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