ここからは、各事業別の取り組みについて見ていきたい。
1.運輸サービスグループ:「安全創造運動2007」を展開
ジェイアール九州メンテナンス(株)、(株)駅レンタカー九州、JR九州高速船(株)、(株)九州交通企画、ジェイアール九州バス(株)
【取り組み】
(事業整備)
輸送面:博多~佐賀間の「かもめ」増発、全面禁煙の特急列車の拡大
都市圏輸送:福岡・北九州都市圏を主体に快速・普通列車を増発
旅行業:「キャリアエージェント」(国内旅行および韓国商品を中心とした海外旅行販売)
海上運送事業:高速船ビートル全隻へのグリーン席設置
(イベント一例)
「つばめ2枚きっぷ」、「2枚きっぷ・4枚きっぷ」、
「九州新幹線で行く『南九州の旅』」、「鹿児島スイッチキャンペーン」
「JR九州20周年記念イベント」、「JR九州ウォーキング」
【結果】
海上運送において、ウォン高と観光ノービザ化が追い風となり、07年8月の乗船人員は過去最高を記録。2008年3月期中間の売上高は748億3,300万円(前中間比2.3%増)、営業利益は13億5,100円(前中間比9.0%減)を計上。
特徴として、九州新幹線鹿児島ルート開通を意識して、鹿児島(南九州)と連携したイベントが多かった。また今年は、2007年12月17日に佐賀・長崎両県とJR九州の話し合いにより「並行在来線を引き続きJR九州が運行する方向」で合意したこともあり、博多~新鳥栖~長崎間の長崎ルートを意識したイベントが増えるかもしれない。詳細は4月の計画で判明する予定。
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