(株)富士ピー・エス
逆風に晒される
■食料品卸(福岡)/(株)蒲正
設備投資過多 破産手続申請準備中 負債総額 約23億円
代 表:安子 澄昭
所在地:北九州市小倉北区西港町123-10
設 立:1967年7月
資本金:1,100万円
年 商:(07/6)約42億円
弊誌2007年12月6日号「SIC」にて既報の同社は、1月15日付けで全従業員を解雇し、16日より事業を停止した。
事後処理を八谷戦太弁護士(國武綜合法律事務所、福岡市中央区大名2-4-30、電話:092-712-6666)に委任し、破産手続の申請準備に入った。
負債総額は約23億円が見込まれる。
■家具卸売(福岡)/(株)グレートウメヤ
販売不振 任意整理準備中 負債総額 約12億円
代 表:中谷 健一
所在地:福岡県三潴郡大木町八町牟田945
設 立:1977年4月
資本金:2,000万円
年 商:(07/4)約18億5,000万円
同社は、1月9日に事業を停止し、任意整理の準備に入った。
担当は、東重彦弁護士および阪尾晋一弁護士(グローバル法律事務所、大阪市北区西天満2-10-2、電話:06-6365-6154)。
負債総額は約12億円が見込まれる。
■配管材卸(福岡)/(株)プロマテ
【続報】 債権者判明 負債総額 約3億8,500万円
代 表:松井 章人
所在地:福岡市博多区博多駅南6-13-14
設 立:1987年12月
資本金:1,000万円
年 商:(06/11)4億8,423万円
弊誌2007年10月15日号「モルグ」にて既報の、同社の債権者が判明した。
破産管財人は、金子龍夫弁護士(金子法律事務所 福岡市中央区赤坂1-6-11 電話:092-712-0070)。
負債総額は約3億8,500万円が見込まれる。
■鉄鋼商社(大阪)/横浜鋼業(株)
受注不振 私的整理 負債総額 64億3,434万円
代 表:横浜 建
所在地:大阪市西区九条南2-24-20
設 立:1948年10月
資本金:14億3,934万円
年 商:(07/3)102億7,175万円
同社は、1月7日に事業再生計画に沿った私的整理手続を実施することを発表し、1月11日に第1回目債権者集会が開催され、専門家アドバイザーとして須藤英章弁護士(東京富士法律事務所 東京都千代田区麹町3-3 電話:03-3265-0691)ほか3名が選出された。
負債総額は、2007年9月中間決算ベースで、64億3,434万円。
■新春トップインタビュー
航空は他の輸送手段と競合必至 コスト削減とスピード感が課題
航空評論家 青木 謙知 氏
1月22日(火)、弊社主催にて「県政メルマガ シンポジウム 都市の将来像と福岡空港」と題し、航空・軍事ジャーナリストとして著名な青木謙知氏を招いて、講演およびパネルディスカッションを行なう。
そこで青木氏に、現在の日本を取り巻く航空業界の動向を整理していただき、航空業界における課題・問題点や、福岡空港に対する率直な感想について、語っていただいた。
○現在の活動と航空業界の動向
○航空業界の現状と課題
○地方都市空港の課題
■特別寄稿
魅力ある福岡のカギを握る 理想の“都市・空港”関係
今日、人の移動や物流において、航空輸送が使われるのは当たり前になっており、その拠点となる各都市には航空機の運航を可能にするための空港が建設されている。航空機による輸送は、「相対的に積載量が少ないため高コスト」という短所はあるが、高速性という他の輸送手段には無い大きなメリットがあり、その点を活かしながら発展を続けてきた。航空輸送のための施設である空港は、使用する航空機の規模にもよるが、一定の長さの滑走路やそれに付帯する各種施設が必要なため、設置には広い面積を必要とする。さらに、航空機から出る騒音や排気ガスなどの問題もあって、人口や商業施設などが集中する都市に、どのようにして空港を設置し、また共存していくかというのは、常に問題となっている。
○立地と規模
○機能分担の可能性
○都市と共存する空港
■スペシャルプログラム
福岡空港の現状を知る 市県民の議論活発化が重要
九州・福岡の空の玄関口となっている福岡空港だが、2002年の交通政策審議会航空分科会の答申では、将来的に需要が逼迫するといった事態が予想されている。また実際に、午前9時~11時台までと午後5時~7時台の計6時間のピーク時における増便が困難になってきているなど、制約が生じ始めており、国、福岡県、福岡市では、今後、福岡空港をどうすべきなのかという対応策を検討中だ。私たちの生活と無縁のことではないことから、市民・県民一人ひとりが考えていくべき課題である。
○空港議論の発端
○最終案へ向け進行中
■スペシャルプログラム
欧州に見る“都市と空港” 良好な相互関係を探る
「国土の均衡ある発展」という考え方は、人口が減少し、税収も減少(逆に国の債務は増加)している現在の日本において、ある意味では「過去の遺物」と化している。それを背景にうたわれている「地域の個性ある発展」。空港は地域の個性ある発展を目指すうえで、重要な要素となる。福岡空港も例外ではない。私たちの住む福岡と福岡空港の良好な関係とは。
○ナショナル・ミニマムからローカル・オプティマムへ
○二層の広域連携における空港の役割
○経済合理性に対峙する航空政策
○未来の試金石たる「福岡空港」を
■スペシャルプログラム
どうする福岡空港 新設、拡張、機能分担
福岡空港に関するPI(パブリック・インボルブメント)もステップ3に入り、いよいよ北部九州のゲートウェイの将来像が具体的に描かれる段階を迎えた。PIでは、現空港の限界容量を前提に、新空港か現空港の拡張かに焦点が絞られて議論が進められてきた。しかし、北部九州は今年開港3年目となる北九州空港、そして昨年開港10周年を迎えた佐賀空港という2つ空港を擁していることから、3空港の機能分担についても根強い支持があり、議論が分かれるところだ。北部九州の航空ネットワークをどのように構築していくべきなのか。
○最大公約数を含む結論
○豊かな未来の実現を目指して(新空港推進派の視点)
○「道州制」を見据えた「三空港一体化論」を望む(機能分担派の視点)
■事業承継シリーズ
後継者難で優良会社を売却 脱サラ経営者の決断
(株)オークス建設 取締役会長 石井 康俊 氏
オークス建設の実質的な創業者である石井康俊氏は、企業規模こそ小ながら銀行マン出身の創業経営者のハシリのような人である。取引先の建築会社オーナーに請われて入社し、任された子会社を年商26億円、経常利益率7.5%(06年12月期)の優良会社に育て上げた。手塩にかけた会社を昨年末売却し、自らはサラリーマン経営者に戻った。鮮やかな生き様を聞く。(聞き手:弊社代表 児玉 直)
○銀行員から転身
○公私混同をしない
○引き続き経営に当たる
※記事へのご意見はこちら