豊和銀行(本店:大分県大分市)は、1月21日、元役員ら3名が詐欺の容疑で逮捕されたと発表した。
同行の「経営責任究明特別委員会」による調査の結果、2002年7月に発注した同行田ノ浦寮の土留工事に関し、実際の工事代金よりも水増しされた金額で不正に発注され、その差額を騙し取られている可能性のあることが判明したため。
同行は1月19日、当該行為に関与した工事関係業者及び同行役職員を氏名不詳のまま詐欺の嫌疑で刑事告訴。同日、工事関係業者2名並びに同行の元常務取締役の計3名が大分中央警察署に詐欺の容疑で逮捕された。
本件に関し同行は
「今後、捜査当局の捜査に全面的に協力していくとともに、経営責任究明特別委員会の最終的な調査結果に基づき、元役員らが当行に与えた損害に関する民事上の責任追及も視野に入れ、厳正な対応を行う」
としている。
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