公費による区長の観光旅行、地元対策会議というの名目の飲食。福津市は、およそ時代から取り残された、旧態然とした税金の使い方がまかり通っていた。チェック役である議会も平気でグリーン車使用をやっている上、2町合併で福津市が誕生した途端、歳費月額を10万円以上も上乗せして市民の批判に答えようともしていない。税金を払う福津市民は、たまったものではないだろう。
その福津市は、職員も平気で嘘をつくと報じてきたが、全世界が閲覧する市のホームページ上で、無くなったはずの公式予定を平気で記載していた。
しかも、中止された会議について本社取材班から指摘を受けながら、未だに訂正さえしない。
さらに、公式な日程の変更が、池浦市長自身の私的理由で、何故日程が変更されたかは公表できないというのである。
こんな市役所が存在すること自体、信じられないが、ノーチェック状態ともいえる福津市の現状について、そろそろ市民も声を上げるべきではないだろうか。
福津市の公式ホームページには、「市長の手帳」として池浦市長の公式日程が公表されている。昨年12月20日(木)は、4つの日程が記載されている。
参照↓
http://www.city.fukutsu.lg.jp/annai/2_20.php?YM=200712&HN=0&DR=0#calendar
日程の最後は「行政経営会議」となっており、津屋崎庁舎で14:30~17:00の間、同会議が開かれたことになっている。
当初、福津市役所秘書課に確認したところ、「その会議は早く終わったと思います」として市長も出席していたという。重ねて、本当に市長は出席していたのか、何時まで会議が続いたのか確認を求めたところ、後になって「会議は中止されていました」との連絡をいただいた。
なぜ、中止された会議が開かれたことになっているのか、問い質したが、事前に公表した予定で、急遽会議が中止になったからだという。
それなら、日程から削除して然るべきではないか、何故会議は中止されたのかと確認を求めた。
その答えが前述の「私的な理由で答えられない」というものなのである。
こんなデタラメな市政運営を行っている自治体は、福岡県内でも珍しいだろう。いや、皆無かもしれない。
公人たる市長が、公表した公式日程を「個人的理由」ですっ飛ばしておいて、変更もしなければ、理由も言えないなどということがまかり通るはずがない。
福津市秘書課は「行政経営会議」なる会議が、「次の月でもよかろうということだったから」と平然と答えたが、税金で運営される福津市政とは、かくもいい加減なものなのである。
会議を設定して公表し、市長の私的都合でその会議を取りやめたあげく、次の月でもよかったのだとうそぶく。その上、市長の公務キャンセルの理由は言えないという。
福津市民はこの事実について、どう思うだろう。
本当にこんな市役所で良いのか、問題提起させてもらいたい。
つづく
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