4.流通・外食グループ
(株)ドラッグイレブンホールディングス、(株)ドラッグイレブン、JR九州リテール(株)、ジェイアール九州フードサービス(株)
【取り組み】
当グループの今期最大の目玉は、小売業において07年5月に、ドラッグイレブンをM&Aで連結子会社化したこと。同社代表取締役社長・本郷譲氏は、弊誌I・Bのインタビューで「JR子会社になったことで従業員のモチベーションが上がった。投資ファンド下では利益確保優先で出店が出遅れていたので、今後は積極的に出店していきたい」とコメントしている。
また飲食業では、同年7月に会社再編を実施し、外食中核会社への事業集約を図るとともに、新規出店を進めた。
【結果】
積極的な事業展開が功を奏し、売上高は404億1900万円(前中間期比96.5%増)、営業利益は11億5200万円(前中間期比78.6%増)となった。
こちらは売上高、営業利益ともに好調な上伸を示した。07年3月期のほぼ倍を示しており、今期の決算では大幅な増収増益が確実である。なお、JR九州社長・石原進氏は「今年は大きなM&Aはやらない。ドラッグイレブンを育てるのが先決」(1月8日付日経新聞)との意向を示している。
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