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No.001┃株式会社サンコービルド 藤井 義則 氏 | 福岡への提言200人
特別取材
2008年1月22日 13:30

独立を新たなエネルギーに変え 幅広い事業分野で躍進を続ける


数多くの実績を重ね、福祉事業にも進出

 株式会社サンコービルドは、平成16年、親会社の三井鉱山から分離独立し、建築・土木・不動産・福祉事業と幅広いフィールドで躍進を続けている。建築部門では、病院・福祉関連施設、下水処理施設・し尿処理施設などの環境施設、学校や市民交流センターなどの教育文化施設、倉庫・工場・オフィスビル・マンション・ホテルなども手がける。土木部門では、大学や道路、高架橋、下水道・終末処理場、トンネル掘削など、その守備範囲は実に広い。特に定評があるのは、病院や福祉関連施設だ。これらの施設には、バリアフリーだけでなく、障害者や高齢者の生活に配慮した細かな工夫が求められる。長年培われたノウハウがなければできないのだ。

 数多くの病院・福祉関連施設を手がけてきた経験を生かし、同社は福祉事業にも進出を果たした。担うのは、グループ会社サンコーケアライフだ。すでに福岡県嘉麻市、北九州市に介護付老人ホームやグループホーム、ディサービスセンターを運営。平成19年6月には、宗像市に住宅型有料老人ホームを開設した。


お客さまに一番近い地場の強みを生かす

 三井鉱山からの分離独立で、株式会社サンコービルドは大きく変わった。これまで人員合理化や新規採用の見送りなど、親会社の方針に従わざるを得なかったが、独立後は、全て自らの責任で行う。しかし、それは、建設会社として発展をしていくのに欠かせない垣根を取り除くことになった。同社の株は、役員と社員がほとんどを所有している。株主全員が経営状況を理解しているので、会社に対する責任感も出て、社員同士の結束力も強まった。また、品質管理の国際規格ISO9001を平成14年に取得。これにより、営業・工事・管理などが一つの情報を共有するようになり、仕事の引継ぎなどがスムーズになった。ここでも垣根が取れたという。

 福岡は、東京のミニチュアだと言う人がいる。建設業に限っても、福岡には、ほとんどの大手建設会社が支店を持っている。しかも、福岡には地場の大手企業がない。「我々は、大きなゼネコンの力には敵いません。しかし、地場には地場の生き残る道があります。それは、自分たちのできる仕事をキチンとすること。地場建設会社は、お客さまに一番近い位置にいますし、福岡の環境もよく理解しています。お客さまに誠実な対応をすること、これしかありません」株式会社サンコービルドは、様々な垣根を取り払い、これから大きく飛躍していくことだろう。


[プロフィール] 
藤井 義則(ふじい よしのり)
 昭和22年、田川市生まれ。45年福岡大学経済学部卒業。同年三井セメント入社。三井鉱山に吸収合併。平成5年三鉱建設工業に出向。16年8月サンコービルドへの社名変更とともに社長に就任。平成19年単身赴任は18年を迎えた。大手の支店長など単身赴任者同士、仕事を離れた横のつながりも多いという。

株式会社サンコービルド
住所:福岡市博多区博多駅前1-31-17
電話:092-414-6610
HP:http://www.sanko-bld.co.jp/index.htm


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