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JR九州高速船・丸山康晴社長インタビュー概要(4)   安定的利益を出せる体質に | JR九州グループの動向を追う
特別取材
2008年1月29日 10:23

 丸山社長は当面の目標について、「売上を増やしていくよりも、安定的な利益を出すこと、手堅くいくことが当社の最大の目標だ」と語った。

 前回、増船について少しふれたが、安易な増船は危機を招くと言う。「我々には苦い経験がある。船を4隻にしたとき、ちょうど鳥インフルエンザが流行して、お客様が動かなくなった。船を1隻増やすのは、ものすごくコストとリスクを伴う」と語った。

 また、高速船は維持費(減価償却費以外で1億数千万円程度)や保険料も一般の船に比べてかなり高いようだ。「船一隻で5億円くらいの経費になる。そうするとコストが一気に増えるから、そのときにお客様も一緒に増えれば良いが、市場はその通りにはいかない。増船には『決断・読み・運』が必要だ」と、丸山社長は語る。

 「ますますアジア間の競争は厳しくなる。博多―釜山のポジションを、アジア市場でどれだけとれるかが重要だ」と抱負を語った。


つづく



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