環境を優しく包み、豊かな明日を作る為に
お客様のニーズに即応できるシステムを構築
株式会社エフ・ティ・エスは塗料・防水剤のプロとして、時代と環境に対応した技術とサービスの提供を目指し、防水材、シーリング材、一般建築用塗料、外装材、塗装機器、重防食塗料、防水用機器、塗り床材、特殊塗料、副資材、設備関連の販売を主体に塗装・防水工事の施工を行なう会社である。同社代表取締役、福澤利弘氏は2000年3月、それまで勤めていた地場総合商社より独立、建築汎用資材を専門に取り扱っている。
「私達は塗料や防水材を取り扱うプロフェッショナルとして現場を理解し、色々な知識や情報を提供していき、常にお客様に対応できる体制作りを目指しています。商社時代から建築関連事業に携わっていましたが、その当時は配送関連でお客様のニーズに充分応える事ができず、硬化したものがありましたので、独立した時に目指したのが、縦横なデリバリーシステムを作り上げる事でした。それが当社の魅力作りになると確信していました。
現在福岡本社ではトラック3台をチャーター契約し、朝7時から第一便の配送をスタートし、お客様の手元までお届けしています。又時間外注文など、お客様が必要とされる時に直ちに対応できる体制を整え、お客様に対するサービスの充実を図っています。お客様が望む事を専門家としてスピーディに、様々な形でフォローさせていただく努力を続けています」
同社では「建物を機能的にコーティングする」と言う塗料が有する本来的役割を基本として、環境と人に優しい製品の提供に重点を置き、併せてお客様のニーズに応える為の技術開発を目指して、塗装・防水工事の施工も手掛けている。
住宅供給飽和状況の中での新たな展開
福澤社長は新築物件供給が今後飽和状態に陥る事を予想、その状況に対応する為の対策を考え、展開戦略の構築を図っている。
「住宅需要が減れば、私共の製品供給も自ずと減ります。ですから私共の業界内、そしてお客様である塗装関連の方々と話しているのは、リニューアルに注目し、その為の製品と技術をより拡充していかなければならない、と言う事です。これからは美観を回復させるリニューアルではなく、資産価値を如何に維持させるかと言う観点に変わっていくのではないかと考えています。
ただ単に化粧直しをするのではなく、如何に快適な住いにするか、家屋をどれだけ長く保たせるか、そして資産価値を維持するかを考えたリニューアルでなければならない、そして当社ではその為の材料、施工を、お客様を通じてエンドユーザーさんに間接的に提案しています。
家屋に対する価値観は日本と欧米では大きな違いがあります。日本では、家屋は老朽化するものであり、それと共に減価償却が進み、価値が下がっていくもの、と言う価値観が主流を占めますが、欧米ではその資産価値を下げない為に自分達の手で毎年のようにリフォームし、その価値を維持、もしくは高めようと努力しています。現在では環境に優しい製品も多種多様に増えていますから、日本人も家屋に対する価値観を変える良いチャンスではないでしょうか。行政もリフォームに対する意識を変えるような施策、又援助策を考え実施して欲しいものです」
氏はリフォーム振興施策を施す事により、民需が活発化し、これも景気向上策の一助となり得る筈だ、とその提言を締め括った。
[プロフィール]
福澤 利弘(ふくざわ としひろ)
株式会社 エフ・ティ・エス 代表取締役
1951年 福岡県嘉麻市生まれ
2000年 (株)エフ・ティ・エス 設立
現在福岡本社の他、宮崎支店、鹿児島支店でも事業展開中
株式会社 エフ・ティ・エス
住所:福岡市博多区吉塚4-6-17
電話:092-624-2938
HP:http://www.f-ts.co.jp/
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