土地価格の上昇の一因ともなっていたオフィスビルの賃料が何処まで上るのかが大きな焦点となっていた。
福岡でも西通りの土地価格が、坪単価3,000万円以上の場所が現れるなど土地価格の上昇が続いているが、一部では高騰し続ける土地価格に警戒感を募らせているところもある。
その土地上昇の牽引力は、東京での地価上昇だがその地価上昇にブレーキが掛かりそうだ。東京のオフィスビルの賃料も新規入居テナントの賃料については、07年と同様の上げ幅を維持するのは難しいと見る向きが多く、賃料アップの期待感は薄れつつある。
大型開発による大規模ビルの完成で、稼働率が上り賃料がアップし続けている東京だが、今年は微増のアップに留まる見込みで、賃料にも一服感が出てきている。
07年は、大手町や丸の内エリアで約2万円アップした賃料が08年は3千円程度に留まっており、都心のオフィス事情も様変わりしそうだ。
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