5.「仕組み」を作る
ロバート・キヨサキ著書「金持ち父さん 貧乏父さん」(筑摩書房・2000年)本田 健「ユダヤ人大富豪の教え」(大和書房・2003年)の2冊はベストセラーになった本です。この本が出た頃から「金儲け系」や「自己啓発系」の本が書店に並ぶようになりました。ナポレオンヒルの「成功哲学」やカーネギーの本などの系統にあるのでしょう。世の中の全ての人は、「成功したい」、「金持ちになりたい」と考えていますからね・・・。
この2冊の本に共通するのは、「働かなくても収入が入ってくる状態」を作ることで、「経済的自由」を得ることができると説いていることです。仕事をするタイプを、1)従業員、2)自営業者、3)ビジネスオーナー、4)投資家に分けて、ビジネスオーナーは「システムを持って」、そのシステムを運営するために優秀な人材を雇っていると著者キヨサキさんは言っています。私はここに注目しているのです。
「ユダヤ人大富豪の教え」によれば、世の中には二通りの人間しかいないと説き、「日常的に仕事をしなくては生活していけない人」という不自由人と、「毎日、何もしなくても豊かな生活を送ることができる人」という自由人とがあって、その自由人になるためには、「自分がいなくても回れるビジネスシステムを作れるかどうかが鍵である」と説いています。
私は常々、京セラ・稲盛和夫名誉会長から、「世のため人のためになること」、「社員の物心両面の幸せのために働け」、「感性なき知性はダメだ」、「労働なき富はダメだ」、「汗水流さないで得た富はダメだ」と教わっていますから、この2冊の本が主張するような説には組しません。
しかし、ビジネスにおける「集客」とか「売上げ」とかいったシステムを作ることは重要なことだと考えます。「仕組み」を作り、自動的に集客ができるとしたら素晴らしいものだと考えています。いま、RITZ5では、「集客」について、ゼクシィ・メロンといった結婚雑誌に広告を出しています。月間120~150組の挙式者がRITZ5を訪れてくれています。資料請求についても、100組以上の請求があります。でも、このスキームで本当に企業競争に勝てるのでしょうか?「集客」について、額に汗して努力しなくても良いのでしょうか・・・といつも疑問に感じています。かつて、冠婚葬祭互助会というビジネスモデル全盛期には、挙式者の全てが会員でした。これは、マーケットの中の外務活動をこなして、結婚予定者を開発していた結果です。それが現在は、ゼクシィやメロンに広告を出すことで「集客」しています。ここに、新しい「仕組み」作りの必要性を感じるのです。そこで、2008年度は、この「仕組み作り」に熱心になりたいと思います。
1.RITZ5来館者をレイジーシンデレラ美野島店、フェリス・カラーモードに誘導して集客する仕組み作り。
2.西日本典礼の葬儀事前相談システムを作り、「葬儀利用者」へと誘導する集客の仕組み。
3.資料請求者100%来館と受注・契約に連なる仕組み作り。
4.顧客を信者化し、リピートを促す「集客」の仕組み作り。
1)携帯電話による集客と囲い込み、という仕組み(QRコード利用)
2)「off会員」という新しい会員制度と販売の仕組み作り
3)「出会いの場」を作ることで、「集客」する仕組み作り
5.冠婚葬祭互助会というビジネスモデルの改革
6.小額短期保険販売でのマーケットの囲い込み
7.ペット保険を販売することで、エンゼルパーク会員の囲い込み
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