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売上は上伸するも、利益は減少の見通し | JR九州グループの動向を追う
特別取材
2008年1月16日 09:35
 JR九州グループは、九州における景気の回復が緩やかで、人口減少や企業間競争の激化など、当グループを取り巻く経営環境が厳しい状況で推移したということで、今期の業績の見通しを厳しくしている。

過去の決算書および08年3月期中間決算短信(07/10/29発表)から、既往の業績と予想を見ておきたい。

既往の業績と予想(連結)

(単位/百万円)

決算期

売上高

経常利益

純利益

05年3月期

254,718

12,721

11,039

06年3月期

256,448

13,273

▲ 1,091

07年3月期

265,885

16,936

13,369

08年3月期(予想)

301,500

15,100

8,000


 07年3月期は業績回復したものの、08年3月期は経常利益、当期利益ともに前期比反落する見通し。しかし、売上高は11年を待つまでもなく、目標値を達成できそうだ。

   ちなみに、08年3月期中間の売上高は1,431億4,500万円(前中間比19.3%増)、経常利益は112億4,100万円(前中間比8.5%減)、純利益は61億1,300万円(前中間比24.1%減)となった。売上高は上伸を確保したものの、運輸業等営業費および売上原価、販売費および一般管理費が前年より増加したため、結果的に前年並みの利益を確保できなかった。

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