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「nimoca(ニモカ)」の真価は(6) | 追跡・西鉄グループ
特別取材
2008年1月31日 14:30

 西日本鉄道㈱の運行するバスが、天神地区の渋滞の一因となっているという批判は、そこまで的外れでもないだろう。

 西日本新聞社のホームページには、現在の天神の状況をライブで見ることができる「天神ライブカメラ」というサービスがある。そちらをご覧になれば分かることだが、とにかくバスが多い(天神ライブカメラと検索すれば一発で出てくるので、ご覧いただきたい)。
いずれにせよ、「バス乗降のスムーズ化」は、バスの遅れを回避する上でも重要な課題だ。

 ただ、「nimoca(ニモカ)」が、その解決策になるかどうかは、疑問が残る(理由は前々回、前回参照)。
 すべてのバス停に入金機を置くのならば効果もあろうが、予算的な問題で、設置場所は限られてこよう。車内のリーダー自体に入金機能を持たせるにしても、入金作業で乗客の流れが滞ってしまえば、本末転倒だ。毎日、簡単に入金できる環境にない乗客も出てくるはずだ。

 これを回避するためには、クレジット機能をつけて、プリペイド残高(Stored Fare=SF)を下回った場合、自動的に積み増す(オートチャージ)ようにすればよい。そうすれば、バスの乗降で滞ることはなくなる。つまり、バス利用者に限り、クレジット機能必須にすればいいわけだが、簡単に申し込みできなくなるというデメリットも生じる。クレジットカード扱いとなるため、未成年の場合は親の同意が必要になる場合もあろう。


つづく


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