福田政権に陰りが出始めた昨今、自民党内の水面下でも“福田降し”が囁かれるようになった。選挙は石油特別税撤廃を迫る民主党の思惑も絡み、7月サミット以降、衆院満了日まで、などさまざまな案が浮上している。
しかし、福田政権をいつまで持たせるかのバロメーターは、各新聞社が行なう人気度も影響する。衆院と参院の力関係で再議決を乱発すれば、自民党人気は最悪になる可能性もあり、選挙は戦えない。そこで浮上するのが歯切れの良い麻生先生だ。庶民人気は秋葉原で証明済み。党内でも麻生首相待望論が出てこよう。
福田政権では選挙が戦えない、と党内でも見ており、麻生首相で次期衆院選挙を戦うだろう。それを演出するにしても、軍資金が必要である。
麻生先生も67歳という年齢なので最後の戦いとなると思われる。力の入れようも違おう。
麻生グループの本社ビルも、そうした動きに対応するための軍資金作りで信託化されたのでは、と事情通は述べている。