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JR九州高速船・丸山康晴社長インタビュー概要(7) グループの一員として | JR九州グループの動向を追う
特別取材
2008年2月 1日 13:21

 JR九州グループ内におけるJR九州高速船の位置づけについて聞いてみると、「当社は、グループ内でも特別な会社だと思っています。韓国という外国に向かって事業をしている面で、グループにとっては最大の価値があるでしょうね」と語った。

 もともと高速船は、JRと韓国の鉄道庁(現・韓国鉄道公社)の共同事業として、この高速船事業が始まり、両方の鉄道を船でつなぐというのが目的で、ともに15年間やってきたという経緯がある。

 しかし、「韓国側の公社化が遅れて船の事業までできなくなったということで、いったん事業整理して、JR九州の単独事業となりました。もともとは両国の提携事業ですから、JR九州からすれば、戦略的な事業だったわけですよ」と丸山社長は述べる。

 両国の新幹線開通によって、同社の価値はより向上するだろう。「日韓間で人の流動性が高まるのは間違いないでしょうから、当初にまいた種がようやく実ってきたと言えます。グループ全体から見たら、日韓交流が深まることによって、よりビジネスチャンスが増えてくると思います。JR九州グループが、韓国市場のなかでやれることはたくさんあると思います」と、その見通しを語った。


おわり


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