増収減益
日清食品(株)(本社:大阪市淀川区、安藤宏基社長)は、2月4日、日清食品(2897) 平成20年3月期 第3四半期財務・業績の概況(連結)を発表した。
それによると、売上高が前年同期比24.4%増の302,505百万円、経常利益が同比10.4%減の25,856百万円、当期純利益が同比27.6%減の12,160百万円の増収減益となっている。
当期は、袋めんでは「チキンラーメン」シリーズ、「明星チャルメラコレクション醤油とんこつ5食パック」が、カップめんでは、「カップヌードル」シリーズ、春先から初夏にかけて需要が高まった「日清焼そばU.F.O.」、「一平ちゃん夜店の焼そば」シリーズが増収に貢献したとしている。
また、特に11月に新発売された「ミルクシーフードヌードル」が好調な売れ行きだったとしている。
チルド・冷凍食品では、チルドの主力製品である「日清焼そば」は伸び悩んだものの、冷凍食品では、高付加価値製品の「冷凍Spa王プレミアムディナー」シリーズが好調な売上を示したとしている。
増収増益の理由は、前期に子会社化した明星食品が連結子会社に加わったため、前年同期を大幅に上回る増収となったものの、利益面では、退職給付に係る数理計算上のマイナス差異の減少や原材料価格の上昇などの影響があり、減益となったとしている。
なお、通期の業績予想は、売上高が前期比10.0%増の394,000百万円、経常利益が同比18.1%減の31,000百万円、当期純利益が同比28.8%減の13,500百万円となっている。
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