(株)ニチレイ(本社:東京都中央区、村井利彰社長)は2月5日、平成20年3月期 第3四半期財務・業績の概況(連結)を発表した。
それによると、売上高が前年同期比0.9%増の356,250百万円、経常利益が同比2.4%増の14,594百万円、当期純利益が同比9.3%減の9,083百万円となっている。
海外における取扱いが大幅に伸長した低温物流事業や、畜産事業、不動産事業が好調に推移し全体では前期を上回る売上となったものの、加工食品事業のアセロラや家庭用の調理冷凍食品が伸び悩み、また原油価格や穀物市況の高騰などによる製品・原材料の調達価格の上昇が響いたため、営業利益は前期を若干下回り減益となったとしている。
経常利益については、前期の持分法適用関連会社の異動により持分法投資利益が減少したものの、営業外収支が前期に比べ4億円改善したことなどにより、増益となったとしている。
また、前期は関係会社株式売却益29億円の計上があったのに対し、当期は、Tengu Company,Inc.(米国子会社。会社解散を決定)が所有する土地・建物等の売却など固定資産売却益6億円や投資有価証券売却益4億円など10億円の特別利益の計上となり減益となったとしている。
なお、通期の業績予想は、売上高が前期比0.5%増の460,000百万円、経常利益が同比8.0%減の16,000百万円、当期純利益が同比9.6%減の9,800百万円となっている。
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