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特別取材

「共育」が紡ぐ組織、そして社会(10) | 人生のエナジー
特別取材
2008年2月 8日 16:12

経営革新の影の力


 こうした事業発展に欠かすことのできないものがあった。それはコンピューターの力である。大学の産業経営学部に入学した高木氏はコンピューターと出会う。今と違って当時は大学などにしかコンピューターはなかった。しかも現在のパソコンとは比較にならないほどの大型の電子計算機であった。国産初の大型電子計算機が開発されたのは1962年であり、商用機としてはまだまだ手が届く代物ではなかった。高木氏は、大学でコンピューターを学ぶことで、コンピューターの正確さや速さに感動し、そのありがたさが身にしみた、と言う。

 結果として、76年から77年にかけて社内にコンピューターを導入することになる。九州では比較的に早い時期であった。専用機を入れてPOSシステムを導入する。給油機にPOSを導入することでお客の商品購入の履歴や傾向を把握し、お客へきめ細やかな対応を可能にした。また、売上げ実績や個人実績を本社で瞬時に把握できるシステムの構築により、会社や社員の信頼度アップに貢献することになった。こうしたコンピューターの力が経営効率をあげることに大いに貢献し全体としての業績アップに繋がることになったのである。

 さらに、人材育成とともに、現場での人的サービスにも力を入れていく。「場内のお客様に最高のサービスを提供し続けることが最高の販促である」との信念のもと、数々のイベント企画の実施で総合的なサービスの効果をあげることになった。また、午前・午後・夜間にアルバイトを効率的に導入し、来客数にあわせたローテーションを組み、2時間シフトを導入することで、スタッフのコンディションを最良の状態に置いた上で接客にあたるようにし、最高のサービスを提供するよう人員システムを確立していった。さらに販売実績を給与評価に反映させるシステムを導入することで、人員の定着を促進するとともに収益増加に結びついていくという効果をもたらした。

 
[プロフィール]
高木 教光 (タカキ キョウコウ)                    
NPO法人 キャリア教育サポート 専務理事
九州産業大学 非常勤講師
1951年 福岡市博多区生まれ
1972年 九州産業大学 産業経営学部 卒業

NPO法人キャリア教育サポートを設立 地場企業の経営者と教育界の方々との連携を行い、青少年の健全育成と地場企業への就職支援事業、教育事業やイベントを開催 福岡地区の大学生の自立と 起業支援事業を行う。 

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