福岡県は、この22日にベトナムのハノイ市と友好提携の調印を行うことを発表した。
調印は同日ハノイ市で行われ、ハノイ市の市長にあたる人民委員会委員長出席のもと、調印式、友好提携祝賀会、ベトナム日本商工会や福岡県からの進出企業等との意見交換などが行われる予定。
アジア全域との交流を戦略的にを広げるようと福岡県では、中国、韓国中心からインド、タイとその輪を広げてきた。その結果、インドはデリー州、タイは、バンコク都と友好提携を既に結んでいる。
ベトナムのハノイ市とは、同国の政治的な状況から延び延びになっていたが、このたび友好提携を調印にこぎつけた。
麻生知事は、ハノイ市との友好提携調印について記者団に聞かれ、経済的な交流を一層高めると同時に、青少年の交流、文化・環境などの面で積極的な関係を構築していくことになるだろう、と応えた。
また、ベトナムは堅実かつ急速な経済発展を見せ、日本との関係も深くなっている。福岡県からはTOTOや、八ちゃん堂というたこ焼きの会社などを始め8社が進出しているが、中国に変わって企業の進出先として、今後はより関係が深まるだろうとの見通しを示した。
※記事へのご意見はこちら