西日本鉄道㈱は、高速・路線バス計11路線の運賃と「グランドパス65」「エコルカード」の料金を値上げする。
高速バスは、9路線で100~200円の値上げ。路線バスは、篠栗-天神、甘木-博多駅の2路線で最大100円の値上げとなる。
グランドパス65およびエコルカードに関しては、1カ月あたり最大1,000円の値上げ。ただ、グランドパス65については、高速バスに半額で乗車できるサービスが付与される。これに伴い、すべての一般路線バスが乗り放題となるほか、高速バスの運賃が半額となる「スーパーグランドパス65」は廃止される(グランドパス65およびスーパーグランドパス65は、65歳以上の高齢者を対象にしたサービス)。
背景にあるのは、当然、原油高の高騰だろう。ただ、高齢者に対するサービスは極力続けていこうとする配慮も見られ、苦肉の策だったことがうかがえる。
バス事業だけでの営業利益は不明だが、運輸業(鉄道、バス、タクシーを含む)における営業利益は前年比37.7%減となる31億円を見込んでいる。
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