2月20日、岩田屋本館7階のNTT夢天神ホールにて、中島淳一氏による一人演劇「卑弥呼」が上演された。会場には開演まえから多数の観覧者が集まり、客席はほぼ満席。ときに激しく、ときに艶やかな中島氏の演技に、会場は夢幻的な空気に包まれた。
作品の舞台となったのは、弥生時代後期の日本。邪馬台国の女王卑弥呼の子・イヨの出生の秘密をめぐって物語は展開する。大掛かりな舞台装置は一切使わず、たたずまいや声色を使い分けるという中島氏の演技力一本で、古代日本の人間模様を見事に描ききった。
観覧した人たちからは「ひとりの芝居だとは思えない」、「舞台上から力強いエネルギーが感じられた」といった声が聞かれ、盛況のうちに終演した。
次回の福岡公演は、6月7日(土)に同会場で行なわれる「オセロ」。中島氏の創り出す幻想空間を、一度体験されてはいかがだろうか(詳細は中島氏のオフィシャルサイトにて)。
<文化活動支援企業各社(順不同)>
松吉建設(株)、(株)ダックス、(株)梅谷商事、(株)馬場善、(株)松本組、(株)石村萬盛堂、(株)コーセーアールイー、(株)旭工務店、(株)久光電工社、(有)サンパルランド、シーエススチール(株)、(株)福岡地行
※ 一人演劇「卑弥呼」を公演するにあたり、「文化活動支援企業」として、上記各社からご協賛いただいております。
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