西日本鉄道(株)は、2月19日より、同社ホームページ上で、米ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ(HGVC)が販売する「タイムシェアコンドミニアム」を紹介するサイトを開設。西鉄はHGVCの高級リゾート施設の紹介事業を手掛け、その成功報酬をHGVCから得る。
日本では聞きなれないが、タイムシェアとは(上記サイト参照)「時間単位で共有する」という意味で、1年間を週単位で分割し、高級リゾート施設の1室を「所有」する部屋として購入できる仕組み。「借りる」わけではなく、資産を所有するかたちで、通常の不動産と同様に登記が可能、正式に相続・贈与もできる。
他の大手私鉄では、東京急行電鉄㈱がタイムシェア事業を手掛けているが、同社は国内のリゾート運営会社などと提携するかたち。
団塊の世代を狙った事業であろうが、日本ではまだまだ浸透していないシステムだけに、これまでの貸し別荘との違いを明確に示す必要があろう。
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