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CMCスタディーツアー同行取材記―21世紀最大の負の遺産・「悪魔の兵器」地雷(3) | カンボジアの現状を知るために
特別取材
2008年3月 5日 11:40

私は今回のツアーの柱を、(1)地雷撤去および被害(者)、(2)カンボジアの子供、(3)ポルポト派時代の爪跡の3つの現状を把握することに設定した。そして、(1)はa)地雷撤去とb)地雷被害(者)、(2)はa)学校に行く子供たちとb)学校に行けない子供たち、(3)はa)虐殺の歴史・現場とb)カンボジアの政治・経済に与えた影響というかたちで整理していけば、自ずとカンボジアの現状が浮き彫りになると考える。

はじめに、今回のツアーの全行程を整理しておこう。

ご覧の通り、かなり密度の濃い内容となっている。旅費は出発地にもよるが、おおむね20万円前後である。一般の観光旅行からすれば少し高めかもしれないが、CMCメンバーでなければ絶対に入れないような場所がたくさんある上に、単なる観光では得られないような貴重な経験ができるため、むしろ安いくらいである。

 それではまず、(1)地雷撤去および被害(者)の状況から見てみよう。これについては、a)地雷撤去の状況をMAGのブリーフィングと地雷原視察およびカナダ地雷博物館から、b)地雷被害(者)の状況を同じくMAGのブリーフィングおよびAARとCWARSの職業訓練センター、エマージェンシー・ホスピタルを中心にまとめていきたい。

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つづく

【大根田康介】


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