福岡県京都郡苅田町にある日産自動車九州工場で6日、地場部品メーカーを集めて生産改善セミナーが開催された。同社は09年の日産車体九州の稼動を控え、地場業者からの部品調達先の確保を狙いとしている。このセミナーは本日7日にも開催され、2日間での参加業者はおよそ100名。産学官協力の下、自動車部品産業の底上げ、競争力をつけることを目的としている。
しかし、難しいのは同社が打ち出している「PPM」方式である。品質不良低減のため、納入部品の不良品発生率は100万個の内、1個までとなっている。一部半導体業界では「PPB」、つまり水準を100万個から10億個へと高めているところもあり、取引するにあたり大変厳しい条件となっている。北九州地域で世界に誇る日本の自動車を生産していることを誇りに思い、部品納入業者にとっては非常に厳しい状況ではあるが、奮闘を期待したい。
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