イオンモールが2010年末、福津市郊外に大型ショッピングモールを開設することになった。
昨年秋から全面施行された「改正まちづくり3法」に抵触しない市街化区域商業地域への出店で、3法施行下でイオングループの独走ぶりが目立つ。
出店するのは、国道3号線北側に面した約12万平方メートルの土地で、すでに造成を始めている。
同地からJR福間駅にかけての一帯約107.5ヘクタールは都市再生機構(UR)の手掛ける区画整理事業が進められている。
イオンモールはURから土地を購入した。同社は借地が基本だが、今回は購入が条件だったもよう。
なお、福間駅前では第一交通産業がURから土地を購入しマンションを建設する。
出店場所は市街地調整区域だったが、03年解除され、昨年3月住宅地から商業地に用途変更され、
まちづくり3法の対象にはならない。
イオングループは同地から国道3号線を西へ1キロメートル余りの古賀市千鳥にスーパーセンターを営業している。
イオングループは大牟田、筑紫野の出店を決めている。3法施行でイズミなど他社が新規出店の見送りを余儀なくされているのに比べ、イオンの突出ぶりが目立つ。
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