増収増益
グループウェアのサイボウズ(株)(本社:東京都文京区、西端慶久社長)は、3月11日、平成20年1月期 決算(連結)を発表した。
それによると、売上高は前期比20.1%増の12,035百万円、経常利益は同比55.8%増の793百万円、当期純利益は202.3%増の210百万円となっている。
当期は「収益力の向上」をテーマにグループ・マネジメントに取り組んだ。また、「簡単・便利・安い」をキーワードに、「情報サービスの大衆化」を掲げて、事業を推進した。
主力のソフトウェア事業においては、「グループウェアのシェア拡大」、「新アプリケーションの提供」および「継続モデルの強化」の3つを軸として、企業向けのソフトウェア開発および販売に注力した。
6月には中国に「才望子信息技術 (上海) 有限公司 (本社:上海市浦東新区)を設立。今後、中国での販売を強化し、本格的に海外展開を進めていくとしている。
7月には新製品の営業支援システム「サイボウズ ドットセールス」を新規に開発し、発売を開始した。
なお、特別利益に関しては、連結子会社であったクロス・ヘッド(株)などの株式を一部売却したことなどから、関係会社株式売却益を340,061千円を計上した。
また、レカム(株)の株式の市場価格が、期末において取得原価より50%超下落していることなどから、投資有価証券評価損を特別損失に324,079千円計上し、ソフトウェア除却損を92,442千円計上している。
今回の特別損失の計上は、将来の評価損失計上リスクを大幅に低減し、財務内容をより一層健全化する保守的かつ予防的な会計処理であるとしている。
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