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特別取材

消え行く寝台特急たち | JR九州グループの動向を追う
特別取材
2008年3月12日 10:12

 3月14日を最後に、2台の寝台特急が姿を消す。

 1台は「あかつき」。JR西日本が、京都駅~長崎駅間を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線・長崎本線経由で運行していた寝台特別急行列車。戦後まもない1958年から運行され、約50年の歴史に幕を閉じる。

 もう1台は「なは」。JR九州が京都駅~熊本駅間を東海道本線・山陽本線・鹿児島本線経由で運行していた寝台特急列車。「なは」の名が登場したのは1968年。こちらは約40年の歴史の幕を閉じることになる。

 南九州新幹線はすでに工事が進み、西九州新幹線は着工合意がなされた。これで相互乗り入れも実現すれば、各都市間を短時間で結び利便性が飛躍的に高まることは間違いない。

 しかし、ゆっくりのんびりとした風情を楽しむ旅の姿がなくなるのも、また事実だ。古きよき時代のものは、消え行く運命にあるのだろうか。

 ※なお、3月14日はラストランのイベントが行なわれる予定。詳細は同社ホームページ
 →http://www.jrkyushu.co.jp/index.htmlにて。


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