福岡に本社があったプロファイルの子会社が、昭和ゴム(千葉県柏市、東証2部)の発行済株式数の過半数を超す新株引受権を有していたが、肝心のプロファイル(元々本社は東京にあった)は、昨年9月博多区呉服町の三井ビル1階から出てしまい連絡取れないまま。ところが昨年末、大手週刊誌（東京）記者がプロファイル社長家族から直接聞いた話では、社長は騙され全財産を剥がされ療養中との事であった。松平社長は三井物産OBで、身内の方によると世田谷の邸宅も逗子の別荘も競売にかけられているとのこと、また同氏は盗聴されているかもしれないからと車からの連絡であった。松平社長の三井物産OBの肩書きは、プロファイルそのものの信用を高め、取り巻きに大いに利用されたようである。
飾りであっても社長になった以上は仕方ないことであるが、事件と見た場合は仕方ないでは済まされない。
プロファイルの子会社とは、プロファイルキャリア、現在名を大和インベストメントパートナーズ(本社東京、決して大和證券との関係はない)というが、昨年9月の大株主の名簿には掲載されておらず、裏も表もありそうだ。
昭和ゴム自体は、借り入れも少なく、自己資本率も高率で財務内容はよいが、株主の安定性に欠け、業績も今ひとつである。
最近の同社の株価は50円近辺から出来高を伴い動意づいて100円を超えてきたが、現在調整局面か、それとも本尊の様子見か知らないが、同社株は実態の不明な会社が何社も大量に保有しており、また提灯が付いたら新株引受権を行使して、一儲けたくらんでいる会社もあると思われ一般投資家は要注意。
昭和ゴムの本社工場敷地も、最寄りの不動産屋の話しでは大した魅力もなく、膨大な含みを擁するというわけでもなさそうだ。
くれぐれも一般投資家は手を出さないよう注意する必要がある。
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前回の昭和ゴムの記事はこちらから↓
◆昭和ゴムの筆頭株主に異変 （1)
https://www.data-max.co.jp/2007/11/_1_5.html
◆昭和ゴムの筆頭株主に異変 （2) 過半を制する引受権
https://www.data-max.co.jp/2007/11/_2_8.html
◆昭和ゴムの筆頭株主に異変 （3) 内部告発文書の存在
https://www.data-max.co.jp/2007/11/_3_5.html
◆昭和ゴムの筆頭株主に異変 （4) 許されないファンドのおもちゃ
https://www.data-max.co.jp/2007/11/_4.html
◆昭和ゴムの筆頭株主に異変 （5)
https://www.data-max.co.jp/2007/11/_5_2.html
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