G外資ファンドは福岡のビルを買い漁っていた時の姿勢は高飛車で顰蹙(ひんしゅく)を買っていた。「御社の企画の賃貸ビルを買ってやるよ。だから10年間は最低90%の家賃保証をしてくれないと困るよ」と高飛車である。買っていただく側の業者の社長は床に顔をつけて「仰せのままに」と答える。時代は激変した。G外資ファンドが資産売却に躍起になっている。土下座していた先ほどの業者にも相談にやってきた。この親父は「買値の65%でしか買わないよ」と相手を見下げる対応をする。「売却しなければならないようなG外資ファンドにはバカ呼ばわりをしていいよ」と語るが、いよいよ不動産業界は様変わりになってきた。
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