中国産冷凍餃子の一件で、中国産の食品は大きなダメージを受けた。消費者は冷凍食品のみならず、全般的に中国産を敬遠している。
しかしながら、先の残留農薬の一件は、裏を返せば「日本人がキレイな野菜が好きだから」と日本への出荷用にわざわざ過剰な農薬をかけていたのは事実である。冷凍餃子の件も、「たまたま中国産だった」としたら・・・?
私達は「どこで混入されてしまったのか?」ということではなく、「どこででも混入される恐れがある」という「テロのリスク」に問題の焦点を置いて考えるべきではないだろうか。
4月11日(金)国連DEVNET/TIPSと(株)データマックスとの共催によるシンポジウム「食品テロから企業を守る ~食品安全セキュリティ対策の現状と実務~」を開催する。このシンポジウムの主旨にはすでに多くの食品関連企業から共鳴の声が上がり、協賛する企業、団体はシンポジウムの告知から僅か3日間で50社を超えた。そういう意味でこのシンポジウムは、「食品テロ」を同じ立場、視点、レベルで考える企業が一堂に会する場所ともいえる。パネリストの顔ぶれからは、核心をついた発言も期待できる。
本当の問題をクリアにする事で売上挽回の策が見えてくるかもしれない。
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