福岡倉庫(株)は、不動産ファンド運用会社の日本レップが箱崎ふ頭に建設した大型物流施設の半分を賃借する。21日引渡しを受け、営業を始める。
同施設は香椎かもめ大橋近くの約1万3,400m2の敷地に地上4階建て、延べ床面積約2万6,700m2の建物を建設。テナントして福岡倉庫などが入る。規模は福岡市内でも最大級になる。
福岡倉庫は1階から4階の各フロアの半分を使用。常温倉庫で主に雑貨を保管する。輸入品の取扱いも狙っている。4階は企業向けの書庫とする。フロアの高さは6.5m。
施設の東西に40台のトラックが着床可能な両面バースを設置。内部は3.5トンの貨物用エレベータ4基と垂直搬送機4基を備える。
福岡倉庫が大型倉庫を展開するのは95年開設した古賀倉庫以来。倉庫の総面積は1万2,000坪(約4万m2)と約25%増える。
日本レップは物流施設に特化した不動産ファンドで、テナントから徴収する家賃を投資家に配当している。
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