岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野正敏社長)は、3月21日、平成20年11月期 第1四半期財務・業績の概況(連結)を発表した。
それによると売上高は前年同期比2.2%増の2,954百万円、経常利益は同比29.8%減の375百万円、当期(四半期)純利益は同比28.8%減の222百万円となっている。
当期のバルブ事業については、中国電力(株)島根原子力発電所3号機向けの新製バルブ、船舶用操縦弁およびメンテナンス工事に伴う納入済バルブまたは部品の取替えなど、幅広い営業展開を推進した結果、業績が順調に推移。また、海外向けのバルブ事業についても、好調な中国の火力発電所に加え、台湾・香港・シンガポール・中近東などへの活発な販売活動により、大型バルブを中心とした受注を獲得したとしている。
メンテナンス事業については、新潟県中越沖地震により一部原子力発電所のメンテナンス計画の見通しが立ってないものの、他事業所のメンテナンス工事は堅調に推移。また現地でのシート取替工事や電動弁の経年劣化診断など高付加価値の工事も拡販し、順調に終始したとしている。
損益面については、メンテナンス事業において待機コストの上昇が懸念されたものの、人員の効率的配置により予想以上に原価が改善。またバルブ事業においても、比較的収益性の低い海外向けバルブが増加したものの、生産稼働率の向上により予想範囲内の利益を確保したとしている。
なお、通期の業績予想は、売上高が前期比0.5%増の11,820百万円、経常利益が同比16.5%減の1,410百万円、当期純利益が16.7%減の750百万円となっている。
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